(君)あと何歩歩いたら月へゆけるのかしら?(僕)月と地球は繋がってはいないよ。そうかしら?と君は首を傾げる。月光は鱗粉となりその頸を流れ落ちゆく。青翠色に光る肌。一月の寒さが空に降り積もって、淡いポートレートの内に、今夜の月をぴたりと封じてい…
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