紫色の三味線をかき鳴らしてスライム製の唇は雷を這う錆びた鉄格子をなぞりながらぽきんぽきんとお辞儀する私は嗚呼なめくじになりたい苔むした心を蝕んで赤い足跡引き摺りながらうだるような健気さにただ無力帰る場所は何処優しく弦が切れる音だってこの耳…
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